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  •  柳川は、川下りやうなぎのせいろ蒸しなど、観光の町としての印象が強いですが、実は農業も盛んなまちです。年間出荷量約500トン、年間販売額約7億円、福岡県内でも4番目の生産量を誇る柳川の『あまおう』。「とよのか」が主力だった時代に、日本一のいちごを目指して、6年の歳月をかけ開発された福岡県限定で生産されているブランドいちごで、福岡県農業総合試験場で、久留米53号(とよのか×てるのか)に、92-46(久留米49号(女峰×とよのか×さちのか)を交配、育成し、2005年に登録された「福岡S6号」という品種名のいちごです。「あかい、まるい、おおきい、うまい」の頭文字をとった『あまおう』という名前は、ちょっとチャーミングな響きですが、甘いイチゴの王様になれるようにという意味が込められています。
  •  大粒が特徴のあまおうは、甘くてみずみずしく、一口ほおばると果汁が口いっぱいに広がります。下手が緑色でみずみずしく、全体がキレイな赤色をした、ツヤのある形の整ったものがおいしい「あまおう」の見分け方。


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  •  そんな美味しくて人気の高いあまおうは、1年をかけて苗づくりを行います。5月に土壌分析をし、8月には60名余りの部会員全員の圃場を廻り品質管理を行う現地検討会を行います。苗をたくさん植えるので、効果的に光合成ができるよう、重なった葉を摘み取る「葉がき」という作業をし、親株から出てくるランナーという茎から子苗が出てきたら、切り離して鉢上げし、来年の苗として育苗します。9月になると、顕微鏡で十分に花が育つ準備ができた花の芽を見極める「花芽検鏡」をし、選出された強い苗を、畑や高設栽培用のプランターに定植していきます。
  •  イチゴは冷蔵庫に入れると早く花を咲かせやすくなるため、11月から5月までの長期安定出荷へ向けて、冷蔵庫に入れて保管する苗、畑やプランターで保管する苗などと2、3種類の苗を用意し、9月10日あたりから定植が始まります。
  • 11月には1番花と言われる最初の花がつき始めます。花が咲き、実がなり、色づいたら摘み取り、出荷をします。2月には2番花と言われる花が咲き、また実がなり、と繰り返し、1シーズンで一つの苗から5番花くらいまでを摘み取ることができます。もっともおいしいイチゴになると言われるのが2月下旬から3月初旬にかけての2番花のあまおう。糖と酸のバランスで食味が決まる果物の世界で、気温の高い時期はイチゴが早く成熟するため酸味が残り、気温が低くゆっくりと成長する時期には酸が抜け、甘みを強く感じる美味しいイチゴになります。
  •  またあまおうの受粉の重要な役目を果たす、隠れた働き者のミツバチ。時期が来ると、蜂屋さんから借りてきたミツバチをハウスの横に設置し、穴からハウスの中へ出入りし4月までの受粉作業を担います。
  •  あまおう栽培は気を使うことも多く、温度が上がりすぎると2番花が咲かなくなるので、ハウスの上に寒冷紗という覆いをかけハウス内の温度を保温したり、雑草の予防や地温効果を目的としたマルチというビニールをかけたり、施肥やかん水のバランスを調整したり、害虫予防の対策をしたりと、細やかに目を配りながら大事に大事に育てられ、美味しく成長したあまおうは、11月15日の「いいいちごの日」をめがけて関東や関西、九州各地へ、はたまた香港やシンガポールへと出荷されていきます。

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  •  柳川産のあまおうは、市のふるさと納税の謝礼品としても人気。年間10トンを超えるほどのあまおうが毎年謝礼品として出荷されます。
  •  また、2番花、3番花と進むごとに実が増え、収穫が追いつかなくなったあまおうも、余すことなく加工品となります。いちごの粒感とほどよい甘さで、どこか懐かしさも感じる定番のジャムや、袋から出した瞬間の香りと、果実そのものの味わいも残しつつさっぱりとした甘さのアイスキャンデー、あまおうとハバネロを掛け合わせた、甘くて辛い新感覚のフルーツソースや、1本に約50個分のあまおうを使用し、透き通った赤色が見た目にも美しい爽やかな味わいのスパークリングワインなど、様々な加工品は、生果のあまおうとはまた違った味わいで私たちを楽しませてくれます。



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表紙スライドショーの写真のご紹介

12月・師走
有明海では海苔が、ハウスではあまおうが、柳川の冬は美味しい食の宝庫
収穫されたばかりの柳川産「あまおう」/花が咲くと実がなり、8部目まで色付いたら収穫の時/福岡県内で生産された海苔は、柳川で入札され、全国から仲買人などが買い付けにきます/有明海の干満の差と太陽の光を浴びて、美味しい海苔が育ちます/あったかぬくぬくのこたつ舟は柳川の冬の風物詩/大晦日の夜は、沖端でキャンドルカウントダウン


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