- 鱗状の干拓地が大部分を占める柳川市。総面積の約半分が農地です。福岡県南部に位置する矢部川野豊かな水量を利用しながら、「日本有数の穀物地帯」といわれる筑後平野において、柳川市もその一端を担ってきました。米、麦、大豆をはじめトマトにナス、オクラ、アスパラガス、ぶどうにいちごなど多種多品目に渡る栽培を行っています。
- また、柳川市は最大6m、日本一の干満差を誇る有明海に面しています。潮の満ち引きを繰り替える有明海では、メカジャ、ウミタケ、ワラスボなど、国内では例を見ない独特な姿形をした魚介類が生息し、同時に漁業も発展してきました。有明海の幸を粕漬けや蒲鉾などの加工品も誕生し、古くから人々に親しまれてきています。
- 一方で、ものづくりも盛んに行われ、江戸時代には柳川藩の城下町として機能する傍ら、白蝋や酒づくり、など様々な産業が盛んに行われてきました。現在では、江戸時代より続く造船業や、明治時代から始まった老舗の飴製造や、線香の製造業、味噌や酒、醤油づくり、そして大正に入っての神棚製造など、様々な分野で古くからの伝統が受け継がれ、続けられてきています。
- 中でも、近年は体験プログラムもも続々と登場。工場に赴き、見学をした後、直接指導を受けながら味噌や醤油、蒲鉾が作れたり、当たると評判の宝くじ入れ神棚を部品を繋ぎ合わせて作成したり、畑での農業体験や収穫体験ができたりと、柳川では豊富な体験ができると評判です。
- 体験以外に、柳川では特産品作りにも力を入れています。各店舗より柳川名産の品を利用して新しい商品が次々に誕生しています。2010年よりはじまった「うまかもんつくりぐっちょ」では、毎年柳川産の野菜や魚介類の中から、お題がでて、その食材を使用して、お菓子屋さんや佃煮屋さん、料理屋さんなど、様々な分野の方々が、専門的な技術と知恵を絞り出し、試行錯誤しながらユニークで美味しい柳川の新名物を生み出しています。面白い取り組みに注目が集まり、中ではヒット商品になるものも。新しい柳川の魅力として、全国からも注目が集まっています。
- 農に漁業に、ものづくりにと、魅力たっぷりの柳川へ。ちょっとそこまで、足をはこんでみてはいかがでしょう。
柳川おでかけWeb
表紙スライドショーの写真のご紹介
3月・如月
梅や菜の花、桜の花がふわりと花開き
暖かな陽気に包まれる柳川です。
鮮やかな色の梅の木が美しい旧戸島家住宅。/さげもんも市内を彩ります。/逸品が集う「うまかもんつくりぐっちょ」/弥四郎町作出の社日神社の粥占い。/華やかに、賑やかに進む、おひな様水上パレード。/お雛様の里親探し。/遠方からも訪れる、楽しさいっぱいの体験/間近で見る迫力満点の三柱神社の流鏑馬。