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  •  年間を通してたくさんの観光客が訪れる福岡県柳川市。全国的に有名な郷土料理「鰻の蒸篭むし」は多くの人々を魅了し、愛されてきました。
  •  白いご飯に秘伝の甘辛いタレが絡み、上に蒲焼きの脂したたる肉厚の鰻をのせた蒸篭蒸しは、色鮮やかな錦糸卵を中央に置いてじっくりと蒸されます。蒸すことにより鰻の旨味をご飯に染みわたらせ、ふっくら熱々の蒸篭蒸しができあがるのです。
  •  地元では、親戚や知人を招いたとき、お祝いの時などに自宅に出前をとります。白い蒸気が立ち上り、鰻のタレの何とも言えない香りが辺りに漂う風景は、柳川ならではです。



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  •  観光客や市民によって消費される鰻の量は年間100万匹以上。その多くが鰻の蒸篭蒸しや、白焼き、蒲焼き、うざく等の調理法で食されています。
  •  古くから鰻を食してきた柳川には、鰻の卸を専門にする店が存在し、鰻をみる・さばく・焼く技術が受け継がれています。多い日には、1日に300匹〜400匹もさばくことがあるといい、活きのいい鰻に目打ちをすると、背に刃をいれ手早く開いていきます。あっという間の捌きは、まさに職人技。新鮮な状態の鰻は、800℃から1000℃の高温の中、焼き職人によってしっかりと、かつ短時間で焼き上げられます。すると、表面はこんがりとしたキツネ色、中はふんわりジューシーに。鰻を焼く前と比べてみると、1/3縮んでいますが、それは炭火で焼かれ、うまみがぎゅっと凝縮された証拠なのです。

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  •  坂本町にある日吉神社南側、柳城児童公園の掘割沿いには、うなぎの供養碑があり、川下りの船頭さんの説明のポイントの一つとなっています。
  •  うなぎ料理組合や漁協の協力によって、昭和42(1967)年に建てられた碑には、作家劉寒吉の句「筑後路の旅を思へば水の里や、柳川うなぎのことに恋しき」の文字が刻まれており、毎年7月の土用の丑の日前には「うなぎ供養祭」が開催されます。
  •  鰻への愛情と感謝の気持ちを表す供養祭は、関係者が集まるなか、碑の前で神事や掘割に鰻の稚魚の放流などが行われています。


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柳川おでかけWeb
表紙スライドショーの写真のご紹介

1月・睦月
新しい年になり、澄み切った空気が気持ちよく、
伝統行事「ほんげんぎょう」の暖かい炎にほっと一息。

新年のお参りに、大勢の人で賑わいます。/パチパチ、はじける火とともに祈る、無病息災。/もぐら打ちをする子どもたち。元気な声が響きます。/柳川市民のお祝いごとや、おもてなしに欠かせない「鰻の蒸籠蒸し。/日吉神社のおたふくも、1月は大賑わいです。/大和競艇学校で行われる、マラソン大会。冬ならではの光景です。/25日は、白秋の生誕祭。/ちょっと早めの、さげもん即売会が開催されます。


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